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地震対策

建築基準法と震度

これまでの大地震を経るごとに建設基準法は改正され、現時点での基本事項として、震度4~5では建物の崩壊・変型しないこと、震度6~7では建物がある程度損傷しても倒壊せず、人の命を守る事ができるという規定が設けられています。しかしどんなに建物が丈夫という保証があっても、万が一の被害をなるべく0へ近付ける事ができるようにするためには、日頃の備えが重要になってきます。

部屋の中の備え

家具をしっかり固定する
家具が倒れて避難経路が塞がり逃げ遅れる事がないよう家具転倒防止板やL字型金具、突っかえ棒の転倒防止具などでしっかり固定しましょう。
ガラスの飛散を防ぐ
ガラスや食器の破片で怪我をしないために、窓や食器棚などのガラス面に飛散防止フィルムを貼りましょう こうする事により後片付けも楽になります。
落下物への対策
ベット周辺に本棚を置かないようにしましょう。
棚の上の重い物も別の場所へ移し、照明器具(吊り下げ式)の補強をしておきましょう。

部屋の外の備え

外へ避難する際の確認
激しい揺れのためにドアが変型し開かなくなる事があります。火災で通路が塞がれる事も考慮し、玄関以外の避難経路を確認しておきましょう。
ベランダに邪魔な物を置かない
速やかに外へ避難するために、ベランダのパーテーションの前やハッチの上に大きなものや重いものなどを普段から置かないようにしましょう。
避難場所を決めておく
家族が離ればなれにならないように、あらかじめ外へ避難する場合にどこに集合するかを決め、その場所まで一人でも行けるようにしておきましょう。

こんな時は

地震の最中に火災が発生したら
火が小さいうちに消火器で消化しましょう。もしも火が天井まで廻ってしまった時は、消火が困難ですので消防署に通報し、他の住民に大声で知らせ速やかに避難しましょう。
地震の最中に火災が発生したら
エレベーターに乗っていたら
あわてず全階のボタンを押し、開いた階から安全な経路で避難しましょう。万一閉込められた場合は管理室など外部と連絡を取り救助を待ちましょう。
エレベーターに乗っていたら
室内にひび割れや歪みを見つけたら
余震で倒壊する可能性もあるので速やかに家の外へ避難しましょう。非常用の荷物がまとめてある場合は一緒に持っていきましょう。
室内にひび割れや歪みを見つけたら

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